結婚指輪は左手薬指に
結婚指輪をつける場所の定番は、左手薬指です。しかし「結婚指輪は必ず左手薬指につけなければならない」という、絶対的な決まりはありません。2人が納得しているのなら、中指・人差し指・親指・小指につけても問題なしです。もっといえば、右手につけても大丈夫。右手に結婚指輪をつけたからと、呪われることもありません。
とはいえ、広い目で見てみると「結婚指輪は左手薬指につけるもの」が定着しています。なぜ左手薬指につけるのでしょうか?考えてみました。
左手薬指に結婚指輪をつける理由は?
結婚指輪を左手薬指につける理由は、心臓に繋がる血管が通っているからと考えられています。医学について少し知っている人であれば、ツッコミどころ満載の理由です。体中を巡っている血管は、全て心臓に繋がっています。左手薬指に走る血管だけではありません。
ただ古代時代における「心臓」は、人が安易にふれてはいけない神聖なものでした。あまりにも神聖過ぎるがあまり、心臓の研究がなされたのはかなり後になってからのことです。「左手薬指には心臓に繋がる血管が走っている」と考えるのも、無理はありません。
便宜上の理由説もある
ただ中には、結婚指輪を左手薬指につける理由として「便宜上の理由」を上げている人もいます。世界における右利きの割合は、90%以上!左利きが占める割合は10%と言われています。
右利きの方が右手に結婚指輪をつけた場合、日常生活に影響が出てしまいます。指輪そのものにも衝撃が加わるため、すぐに傷んでしまいます。指輪を長持ちさせるために、敢えて左手薬指につけるようになったのではと考えられているのです。
どう使うかは持ち主次第
結婚指輪は一生に一度のもの。指輪を使う際には、決められたルールに従わなければならないと、考える気持ちも分かります。左手薬指につけるものであれば、絶対に左手薬指につけなければならないと思われることでしょう。
ただ本来の結婚指輪は、愛を証明するもの。ルールを強いるために用いられるものではございません。愛情がたっぷり詰め込まれた結婚指輪であれば、気にすることもありません。